グループホームとは、認知症の高齢者が5〜9人の少人数ユニットで共同生活を送る施設で、正式には「認知症対応型共同生活介護」といいます。家庭的な環境のなかで、職員のサポートを受けながら料理や掃除などを分担し、できることを続けて認知症の進行をゆるやかにすることを目指します。入居には認知症の診断と、施設のある市区町村への住民登録が必要です。

グループホームの特徴

グループホームは、認知症ケアに特化した小規模な施設です。

  • 少人数・ユニット制:5〜9人を1ユニットとし、なじみの関係を築きやすい
  • 家庭的な環境:料理・掃除・買い物などを職員と一緒に行う
  • 自立支援を重視:できることを続け、認知症の進行をゆるやかにする
  • 地域密着型:施設のある市区町村の住民が対象

入居条件

グループホームに入居するには、次の条件をすべて満たす必要があります。

条件内容
認知症の診断医師による認知症の診断があること
要介護度要支援2以上、または要介護1以上
住民登録施設のある市区町村に住民票があること

要支援1の方や、認知症がない方は対象外です。

グループホームの費用

月額費用の目安は15〜20万円です。

  • 介護サービス費(1〜3割負担): 約0.7〜1万円
  • 家賃・居住費: 約5〜7万円
  • 食費: 約4〜5万円
  • 水道光熱費・その他: 約1〜2万円
  • 合計: 約15〜20万円

入居一時金が0〜数十万円かかる施設もあります。地域や施設によって差があるため、複数施設で比較しましょう。

メリットとデメリット

メリット

  • 少人数で職員の目が行き届きやすい
  • 認知症ケアの専門性が高い
  • 家庭的な雰囲気で落ち着いて暮らせる
  • 自立支援により進行をゆるやかにしやすい

デメリット

  • 地域密着型のため、住んでいる市区町村でしか入居できない
  • 医療的ケアが必要になると対応が難しい場合がある
  • 重度化や入院で退去が必要になることがある
  • 人気が高く、空きが出にくいことがある

他の施設との違い

施設主な対象特徴
グループホーム認知症の高齢者少人数・家庭的・認知症ケア特化
特養要介護3以上公的施設で費用が安い
介護付き有料老人ホーム幅広い層24時間の介護体制

まとめ

グループホームは、認知症の方が少人数で家庭的に暮らし、自立を支えてもらえる施設です。入居には認知症の診断・要支援2以上・住民登録という条件があります。医療依存度が高い場合は対応が難しいこともあるため、本人の状態を踏まえ、他の施設タイプとも比較しながら検討しましょう。判断に迷う場合はケアマネジャーやAIアドバイザーへの相談がおすすめです。